「ミャンマー人が日本に来て働く理由が知りたい」
「ミャンマー人を雇用したいのだけど国民性の特徴は?」
このような疑問を抱えていませんか?
ミャンマー人が日本に来る理由は、給料の高さや就職先の多さなどが大きな魅力となっています。また、治安の良さも重視されています。つまり、日本はミャンマー人にとって安心して稼げる理想的な就労先なのです。
ミャンマー人は温厚な性格の人が多く、日本人と似た価値観をもっています。また、家族とのつながりを大切にする文化があり、家族への仕送りや将来の生活のために真面目に働く傾向があります。
このような特徴を活かせば、日本企業で活躍し得る人材として期待できるでしょう。
本記事では、ミャンマー人が日本に来る理由を解説しています。ミャンマー人の就労状況や国民性、雇用するメリットも解説しているので、ミャンマー人の雇用を検討している事業主の方はぜひ参考にしてみてください。
- 日本料飲外国人協会は業界平均2倍の定着率を実現
- 世界18カ国から最短2週間でご提案
- 入社前&入社後まで全面的にサポート
\就労者支援実績1,600名超え!/
ミャンマー人が日本に来る3つの理由
さっそく、ミャンマー人が日本に来る理由を見ていきましょう。
ミャンマー人が日本に来る主な理由は、以下の3つです。
- 給料が高いから
- 就職先が多いから
- 治安が良い国だから
順番に解説します。
1.給料が高いから
ミャンマー人が日本に来る理由は、給料の高さにあります。
ミャンマーの平均月収は1〜2万円ほどです。一方で、厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査の結果によると日本人の平均月収は約32万で、ミャンマーのおよそ16倍の水準です。
日本では同一労働同一賃金が定められており、同じ業務における不合理な待遇差は禁じられています。この取り組みは外国人にも適用されているため、外国人は日本人と同等の待遇を受けられます。
2.就職先が多いから
ミャンマー人が日本に来るのは、就職先の多さも関係しています。
現在、ミャンマーの主要産業は、農業や製造業が中心です。そのため、就職先は限られた業界に集中しており、選択できる業界や業種は多くありません。
一方で日本には、就職先が豊富にあります。
たとえば、人手不足が深刻な分野において外国人の就労を認める在留資格である特定技能では、外食業や接客業、介護、製造など16分野の就労が可能です。
以下の記事では外食業の雇用方法や注意点について解説しています。飲食店で外国人を雇用できる在留資格や雇用するときの流れも紹介しているので、外食業において外国人の雇用を検討している方は参考にしてみてください。
3.治安が良い国だから
就労先として日本を選択するのは、治安の良さも大きな理由です。
ミャンマーでは2021年2月以来、軍のクーデターによりデモや武力衝突が起きています。日本では、緊急救済措置として「特定活動」の在留資格を作り、ミャンマー人の安全を確保する取り組みをおこなっています。
安全な環境で働きたいミャンマー人にとって、日本は頼りになる就労先です。
以下の記事では、ミャンマー人の情勢や特定活動について解説しています。特定活動の申請方法も紹介しているので、ミャンマー人の雇用を検討している人は参考にしてみてください。
日本に来るミャンマー人の就労状況
ここでは、日本でのミャンマー人の就労状況を詳しく見ていきます。
以下は、日本に在留しているミャンマー人の推移を示した表です。
項目 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|---|---|
人数 | 32,049人 | 35,049人 | 37,246人 | 56,239人 | 86,546人 |
推移を見ると、在留するミャンマー人の数は増加傾向にあるのがわかります。労働力として、ミャンマー人を雇用する日本企業が増えているといえます。
以下の表は、在留資格別でミャンマー人の推移を示したものです。
項目 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|---|---|
定住者 | 2,479人 | 2,413人 | 2,397人 | 2,508人 | 2,590人 |
留学 | 5,429人 | 4,371人 | 3,207人 | 5,925人 | 12,177人 |
技能実習 | 13,118人 | 13,963人 | 11,388人 | 17,034人 | 26,352人 |
特定技能1号 | 100人 | 674人 | 2,294人 | 5,956人 | 11,873人 |
参考:出入国在留管理庁|特定技能在留外国人数の公表等
最新データとなる2023年の数値を見てみると「留学」「技能実習」「特定技能1号」の在留資格で顕著な増加が見られます。
以下の記事では、技能実習生の人数の推移について解説しています。技能実習生を受け入れるメリット・デメリットも紹介しているので、理解を深めたい方は参考にしてみてください。
また、以下の記事では、現行の技能実習生制度が廃止され、新たに施行される育成就労制度についても解説しています。技能実習生制度の違いも紹介しているので、技能実習生の雇用を検討している方はあわせてご覧ください。
ミャンマー人の特徴
ミャンマー人の特徴の特徴を解説します。主な特徴は以下の3つです。
- 挨拶の習慣がない
- 家族との関係性が強い
- 温厚な性格の人が多い
国民性や文化の違いの理解を深めておくと、起こりうるトラブルを予測して事前に対策を立てられます。また、人柄や価値観を知っておくと、より良い関係を築きやすくなるでしょう。
以下の記事では、外国人労働者との異文化トラブル例をまとめています。対処法も紹介しているので、 トラブル対応力を高めたい方は参考にしてみてください。
挨拶の習慣がない
ミャンマーの人は、日本人のような「おはようございます」「お疲れさまでした」といった決まった挨拶の習慣がありません。
たとえば、職場に無言で出勤するケースがあります。また「元気?」「ご飯食べた?」のような会話から始まる場合もあり、日本人とは異なる文化をもっています。
この習慣を知らずに接すると、挨拶を無視されたと感じてしまい、職場で誤解や人間関係のトラブルにつながる可能性があるでしょう。
トラブルを回避するには、文化の違いを理解したうえで、日本の挨拶の習慣をミャンマー人に教えてあげるのが望ましいです。
家族との関係性が強い
ミャンマー人は家族を大切にする特徴があります。これは、ミャンマー人の多くが信仰している仏教の教えが影響しています。仏教では家族への愛や家族との絆を大切にする教えがあります。
家族を大切にする気持ちは、ミャンマーの人々の生活のあらゆる場面に現れます。たとえば、家族を支えるために懸命に働く姿です。仕事に対する向上心や努力の原動力も、家族の幸せを守りたいという思いが強い人が多い傾向にあります。
こうした考え方を理解すれば、ミャンマー人の価値観に共感しやすくなるでしょう。
温厚な性格の人が多い
ミャンマー人には温厚な性格の人が多いです。国民性に加え、仏教の教えが影響しています。仏教では怒りを抑え、人に優しく接する考えが大切とされているためです。
一緒に働く際には、穏やかな性格が良い影響を与えるでしょう。周囲との衝突が少なく、協力しやすい雰囲気をつくりやすいです。
日本に来たミャンマー人を雇用する3つのメリット
受け入れ企業がミャンマー人を雇用するときのメリットは、以下の3つです。
- 日本に馴染みやすい
- 日本語を習得しやすい
- 若い世代を積極的に採用できる
順番に見ていきましょう。
1.日本に馴染みやすい
先述のとおりミャンマー人は、温厚な性格の人が多く、落ち着いた態度が日本人の気質と似ています。穏やかな性格によって、職場の人間関係が円滑になりやすいです。
また、家族を大切にする文化が根付いており「家族を支えたい」という強い気持ちから一生懸命働く傾向があります。責任感をもって仕事に取り組む姿勢は、雇用する側にとっても信頼につながるでしょう。
2.日本語を習得しやすい
ミャンマー人は、日本語を習得しやすい傾向があります。
ミャンマー語は日本語と文法が似ており、主語・述語・目的語の語順がほぼ同じです。そのため、日本語の文章構造を理解しやすく、学習のハードルが低くなります。
この文法構造の類似性は、ミャンマー人が日本語を学習する際の大きな助けとなり、短期間でコミュニケーション能力向上につながります。結果として、仕事の効率や生産性も高まるでしょう。
以下の記事では、日本語が話せない外国人労働者との接し方を解説しています。うまくコミュニケーションが取れないリスクや語学の支援方法も紹介しているので、 日本語が話せない外国人に対しての関わり方を知りたい方は参考にしてみてください。
3.若い世代を積極的に採用できる
日本では人手不足が深刻な問題となっており、とくに働き手の少ない業種や地域が増えています。
そのような状況で、ミャンマー人の在留者数は2023年時点で86,546人にのぼり、ミャンマー人を含む在留外国人の数は2023年で20代および30代が約半数を占めています。
若手の労働者が多いため、企業は採用できる人材の分母を広げられます。
さらに、若い世代は体力や柔軟性に優れており、新しい環境にも適応しやすいです。企業が指導や研修を丁寧におこなえば、短期間で職場になじみ、貴重な戦力になる可能性が高いです。
人手不足の解消と企業の活性化につながるため、若いミャンマー人を積極的に採用してみましょう。
参考:出入国在留管理庁|【 第2表 】国籍・地域別在留外国人数の推移
参考:出入国在留管理庁|【第13 表】年齢・性別在留外国人数の推移
ミャンマー人の雇用を検討しているなら「日本料飲外国人雇用協会」にご相談ください
ミャンマー人の雇用を検討しているなら「日本料飲外国人雇用協会」にご相談ください。
弊社は、累計2,000名以上(2024年12月現在)の就労者の支援をおこなってきました。なかでもミャンマー人のサポート実績は、他国の方と比べてとくに多く、全体の約37%を占めています。
そのほかにも、以下のようなおすすめポイントがあります。
- 定着率は業界平均約2倍の豊富な支援実績
- 適正価格で高基準のサービス内容
- トラブル対応やアフターフォローが充実
無料相談も受け付けているので、ミャンマー人の雇用を検討している方はお気軽にご相談ください。
\業界平均約2倍の定着率を実現!/
ミャンマー人に関するよくある質問
最後に、ミャンマー人に関するよくある質問と回答をまとめます。
- ミャンマー人は舌打ちする習慣があるのは本当ですか?
-
ミャンマー人が舌打ちする習慣があるのは本当です。
教育中や接客中での舌打ちをするときがあるので、日本では舌打ちが失礼であることを教える必要があります。
- ミャンマー人と日本人の相性はいいですか?
-
ミャンマー人と日本人の相性は、比較的良いです。仏教を信仰している文化や温厚で控えめな国民性が似ているからです。
ミャンマー人が日本に来る理由を理解して採用活動を進めよう
ミャンマー人は給料が高く仕事が見つけやすい点や、治安の良さから日本での就労を選択しています。
ミャンマー人は、親しみやすい性格や仕事に対する真面目な姿勢が特徴です。一緒に仕事をしていくうえで、心強いパートナーとなるでしょう。
「ミャンマー人を雇用してみたいけど、何から始めたらいいかわからない…」とお悩みなら「日本料飲外国人雇用協会」にご相談ください。
弊社は、外国人の就労支援を専門とした人材紹介会社です。ミャンマー人の雇用に関する手続きや職場でのコミュニケーションの取り方など丁寧にサポートしてまいります。無料相談も受け付けていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
- 日本料飲外国人協会は業界平均2倍の定着率を実現
- 世界18カ国から最短2週間でご提案
- 入社前&入社後まで全面的にサポート
\就労者支援実績1,600名超え!/
監修者プロフィール
- 外食業に特化した求人媒体を運営する人材支援事業会社にて、約20年間に渡り首都圏版メディアの立ち上げや事業責任者として従事。専門学校・短大にて就職セミナー講師としても20校以上の活動経験あり。2019年に特定技能制度の施行開始にあたり、登録支援機関の立ち上げとして「日本料飲外国人雇用協会」に参画。現在は理事 兼 事務局長として活動を所掌している。
最新の投稿
外国人の雇用2024年12月30日登録支援機関の選び方は?6つのチェック項目とおすすめの機関を解説 外国人の雇用2024年12月29日ミャンマー人が日本に来る理由とは?国民性の特徴や雇用するメリットを解説 外国人の雇用2024年12月29日登録支援機関の費用は?委託手数料の相場や内訳を解説【料金表あり】 外国人の雇用2024年12月29日【特定技能外国人】登録支援機関なしで雇用可能!自社支援の方法や注意点