登録支援機関の選び方は?6つのチェック項目とおすすめの機関を解説

登録支援機関の選び方は?6つのチェック項目とおすすめの機関を解説

「登録支援機関はどうやって選べばいい?」
「おすすめの登録支援機関はある?」

このような疑問を抱えていませんか?

登録支援機関の選び方における大事な判断基準は、登録名簿一覧への掲載有無や紹介業種/国籍、支援実績/支援中の人数、支援内容・費用などです。

そもそも登録支援機関とは、受け入れ機関(企業)から委託を受けて、特定技能1号の外国人の就労支援をおこなう専門機関です。

登録支援機関の選定をおろそかにすると、サポートが不十分で期待した成果が得られないリスクが高まります。適切な支援体制を確保するためにも、慎重な選定作業が大切です。

本記事では、登録支援機関の選び方について6つのチェック項目を紹介します。おすすめの機関も解説しているので、特定技能外国人を検討している事業主の方はぜひ参考にしてみてください。

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目次

登録支援機関の選び方【チェックすべきは6項目】

汎用

さっそく、登録支援機関の選び方を解説します。以下は選定の判断基準となる6つの項目です。

登録支援機関を選ぶときのチェックポイント6つ
  1. ライセンス登録名簿の一覧に載っているか(登録日を確認)
  2. 支援実績はあるか
  3. 採用したい外国人の国籍や言語のサポートを実施しているか
  4. 委託費用は適正か
  5. 人材紹介・visa申請サポートも含めて一括対応しているか
  6. 就労開始後のアフターフォローが充実しているか

重点的に確認すべきポイントも紹介しています。順番に見ていきましょう。

1.ライセンス登録名簿の一覧に載っているか

登録支援機関を選ぶときには、ライセンス登録名簿の一覧に会社名が載っているかを確認しましょう。

登録支援機関は、出入国在留管理庁へのライセンスの登録が必須です。ライセンス登録名簿に掲載されていない会社は、正式な支援機関ではない可能性があります。

中にはライセンス登録名簿に記載はあるものの、法令を遵守していない登録支援機関も存在します。

猪口 裕介

過去に行政指導や違反歴がないか確認をしたり、利用者の口コミを見たりするなどして、信頼できる機関かを委託する前にチェックしておきましょう。

2.支援実績はあるか

支援実績がどのくらいあるかも、登録支援機関を選ぶときの大事なチェックポイントです。

支援実績が豊富な機関は、企業や外国人から信頼されている証といえます。また、多くの成功事例をもっている会社は、実績に基づいた確かなサービスを提供しているため、支援の質が高い傾向にあります。

猪口 裕介

支援実績は公式サイトなどで確認できるので、リサーチしてみてください。

3.採用したい外国人の国籍や言語のサポートを実施しているか

登録支援機関によって対応している国籍や言語が異なりますそのため、採用したい外国人の国籍や言語のサポートを実施しているかどうかの確認は欠かせません。

各登録支援機関の対応可能言語は、登録支援機関登録簿でチェックできます。それぞれの公式サイトでも対応可能な国籍が掲載されている場合が多いので、委託する前に情報を見ておきましょう。

4.委託費用は適正か

登録支援機関への委託費用について、適正な金額かチェックしておきましょう。

出入国在留管理庁の調査報告によると、特定技能外国人ひとり当たりの支援委託料における平均金額は月額28,386円です。以下は、支援項目ごとの費用相場です。

参考:技能実習制度及び特定技能制度の現状について p.71

支援項目費用相場
(入国前)事前ガイダンス2〜3万円
生活オリエンテーション2〜3万円
出入国時の送迎1〜3万円
住居の調査・確保・手続き支援1〜3万円
日本語学習の支援1〜3万円
携帯電話の契約や銀行口座などの支援1〜3万円
医療機関への同行支援2〜3万円
トラブルや苦情対応の支援1〜2万円
定期面談や相談の実施1〜2万円

委託費用の相場を理解し、適正な金額で質の高いサービスを受けられる登録支援機関を探しましょう。

以下の記事では、登録支援機関の費用について詳しく解説しているので、費用の適正性を判断する際の参考にしてみてください。

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5.人材紹介も含めて一括対応しているか

登録支援機関の中には、人材紹介サービスを兼業しているところもあります。

特定技能1号の外国人人材を紹介してほしい企業は、両方のサービスを合わせ持つ登録支援機関に委託すると良いでしょう。人材紹介から就労中の支援まで一括で対応してもらえます。

猪口 裕介

もし人材紹介のサービスがない場合、別で人材紹介会社に委託する必要があり、手続きや費用面で負担が増える可能性があります。

6.アフターフォローが充実しているか

アフターフォローが充実しているかどうかも見逃せないチェック項目です。アフターフォローが充実している登録支援機関には以下のような特徴があります。

アフターフォローが充実している登録支援機関の特徴
  • 定期的な面談と報告が実施される
  • 困ったときにすぐ対応してもらえる
  • 職場環境改善のための正確なアドバイスがもらえる

アフターフォローが充実しているかどうかは、外国人の定着率や満足度に直結するため、登録支援機関を選ぶときの重要なポイントといえます。

登録支援機関の選び方失敗で起こりうる3つのリスク

汎用

登録支援機関の選び方を失敗すると起こるリスクを3つ紹介します。

登録支援機関の選び方を失敗したときのリスク3つ
  1. 採用した外国人がすぐに辞めてしまう
  2. トラブル発生時に十分なサポートを受けられない
  3. 外国人の日本語能力や仕事のスキルが向上しない

順番に見ていきましょう。

1.採用した外国人がすぐに辞めてしまう

登録支援機関の選び方に失敗すると、採用した外国人がすぐに辞めてしまいます。

総合的にサービスの質が低い登録支援機関を選ぶと、サポート力が不足したり、対応が遅れたりして外国人に不安感やストレスを与えてしまいやすくなるためです。

猪口 裕介

外国人労働者の定着率向上と安定的な雇用を実現するためにも、信頼できる登録支援機関を選定しましょう。

2.トラブル発生時に十分なサポートを受けられない

選定した登録支援機関によっては、トラブル時に十分なサポートが受けられない場合があります。

たとえば、以下のような特徴がある登録支援機関では、適切な対応が期待できません。

懸念点サポート不足の具体例
支援実績が少ない経験やノウハウが不足し、トラブルにうまく対応ができない
会社が遠い現場での即時対応が難しく、トラブル解決が遅れる
アフターフォローがない問題発生時の支援体制が整っていない

トラブルが発生したときに迅速な解決を図るためにも、経験豊富で充実したサポート体制が整った登録支援機関を選ぶと良いでしょう。

以下の記事では「日本人と外国人の価値観の違い」「外国人雇用における異文化トラブル例」をそれぞれ解説しています。外国人を雇った際に、どんなトラブルが起こりうるのか事前に把握しておきたい方は、参考にしてみてください。

3.外国人の日本語能力や仕事のスキルが向上しない

委託する登録支援機関によっては、サポート力が不十分で外国人の日本語能力や仕事のスキルが向上しない場合もあります。

たとえば、日本語教育のサポートが手薄だと、いつまで経ってもコミュニケーション能力が上がらず、業務効率に影響が出る可能性が考えられるでしょう。

また、登録支援機関の担当者の支援力が不足していると、外国人の仕事の悩みや課題に適切に対応できず、仕事のスキル向上に支障をきたすケースがあります。

猪口 裕介

外国人労働者の着実な成長を促すには、充実した教育体制・支援体制をもつ登録支援機関に委託するのが望ましいです。

どの登録支援機関を選べば良いのか迷ったら「日本料飲外国人雇用協会」へご相談ください

日本料飲外国人協会

数多くの登録支援機関があり、どこの機関を選べば良いのかわからない方は「日本料飲外国人雇用協会」がおすすめです。

日本料飲外国人雇用協会は、外国人専門の人材紹介会社です。登録支援機関としての認定も受けており、外国人の包括的な雇用サポートをお手伝いいたします。

対応している主な業種は食品製造・介護・外食の分野で、のべ2,000人以上(2024年12月現在)の外国人の就労者を支援してきました。

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そのほかのおすすめのポイントは、以下の3つです。

日本料飲外国人雇用協会のおすすめポイント3つ
  1. 定着率は業界平均約2倍の豊富な支援実績
  2. 適正価格で高基準のサービス内容
  3. トラブル対応やアフターフォローが充実

それぞれ順番に見ていきましょう。

1.定着率は業界平均約2倍の豊富な支援実績

日本料飲外国人雇用協会」は、登録支援機関に認定済みの人材紹介会社です。

定着率を上げるためのミスマッチ対策に力を入れており、具体的には以下の取り組みをおこなっています。

日本料飲外国人雇用協会の取り組み事例
  • 各国出身のスタッフが事前面談を実施
  • 両国の文化やマナーを熟知したスタッフが人選を担当
  • 日本ならではの働き方や文化の違いを外国人に丁寧に指導

これらの体制整備により、雇用後の定着率は業界平均の約2倍を実現しています。

2.適正価格で高基準のサービス内容

日本料飲外国人雇用協会」では、義務的支援の要件以上の社内基準を設定し、質の高いサービスを適正価格で提供しています。以下は、日本料飲外国人雇用協会が独自でおこなっているサービスです。

日本料飲外国人雇用協会のサービス内容
  • 日本語検定を毎週実施
  • 自社独自で作成した研修教材
  • 特定技能試験対策セミナーの開催
  • 同じ境遇の仲間との定期的な交流イベント
猪口 裕介

高い基準のサービスを維持しながら、コストパフォーマンスの高い支援を実現しています。

3.トラブル対応やアフターフォローが充実

日本料飲外国人雇用協会」は、苦情などのトラブル対応や就業後のアフターフォローも充実しています。

たとえば、アフターフォローの一環として、外国人の母国語を話せるスタッフが支援者へのヒアリングを毎月実施しています。定期的なヒアリングにより、外国人労働者は、不安や不満を母国語で相談でき、早期解決が可能です。

また、外国人労働者からの苦情があれば、言葉や国民性を深く理解しているスタッフが、責任をもって対応します。

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登録支援機関の選び方に関するよくある質問と回答

Q&A

最後に登録支援機関の選び方に関するよくある質問と回答をまとめます。

登録支援機関が行政に書類を提出するのは行政書士法違反ですか?

登録支援機関が行政に書類を提出するのは、許可されているため行政書士法違反ではありません

ただし、書類の作成業務は禁止されており、登録支援機関が書類作成を代行すれば、行政書士法違反に該当する可能性があります。

書類作成を依頼したい場合は、申請取次行政書士に依頼しましょう。

猪口 裕介

申請取次行政書士とは、外国人のビザや在留資格の申請手続きの代理をおこなえる行政書士です。専門知識を活かしたスムーズな手続きが期待できます。

以下の記事では、申請取次行政書士に依頼できる業務を解説しています。ビザや在留資格の申請手続き業務を専門家に任せるメリットも紹介しているので、自社の対応負担を軽減させたい方は参考にしてみてください。

登録支援機関に委託せずに自社支援するのは難しいですか?

登録支援機関に委託せずに自社支援を進めるのは可能です。

ただし自社支援する場合、外国人雇用における知識や手続きの方法などを理解しなければなりません。また、特定技能1号の義務支援とされている以下10項目のサポート体制を整えておく必要があります。

義務的支援の10項目
  1. 事前のガイダンス
  2. 出入国するときの送迎
  3. 住居確保・生活に必要な契約サポート
  4. 社会生活のオリエンテーション
  5. 公的手続きへの同行
  6. 日本語学習の機会提供
  7. 相談・苦情への対応
  8. 日本人との交流促進
  9. 転職活動の支援
  10. 定期的な面談・行政への通報

自社支援をはじめる場合は、体制を整えるのに時間の拘束や作業の負担が大きくなることを覚えておきましょう。

以下の記事では、登録支援機関に頼らずに、特定技能1号外国人を自社支援する方法を解説しています。自社支援を視野に入れている方は、参考にしてみてください。

なお「日本料飲外国人雇用協会」では、自社支援のコンサルティングサービスも提供しています。無料相談を受け付けていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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登録支援機関の選び方を理解できたら委託先を選定しよう

特定技能外国人を雇用するときには、登録支援機関の選び方が重要です。委託する登録支援機関によって支援の質や満足度が変わるためです。

登録支援機関を選ぶときには、次の6つの項目をチェックしてみてください。

登録支援機関を選ぶときのチェックポイント6つ
  1. ライセンス登録名簿の一覧に載っているか(登録日を確認)
  2. 支援実績はあるか
  3. 採用したい外国人の国籍や言語のサポートを実施しているか
  4. 委託費用は適正か
  5. 人材紹介・visa申請サポートも含めて一括対応しているか
  6. 就労開始後のアフターフォローが充実しているか

各項目を十分に確認して登録支援機関を選定すれば、安定した支援体制を構築できます。とはいえ「登録支援機関の選び方に不安がある…」と悩む方もいるでしょう。

登録支援機関の選び方にお困りなら「日本料飲外国人雇用協会」にご相談ください。

弊社は業界平均の約2倍の人材定着率を実現しており、これまでに2,000人以上の就労者の支援実績があります。確かな実績と信頼性に基づき、充実したサポートを提供いたします。

猪口 裕介

無料相談を受け付けていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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監修者プロフィール

猪口裕介
猪口裕介一般社団法人 日本料飲外国人雇用協会  理事 兼 事務局長
外食業に特化した求人媒体を運営する人材支援事業会社にて、約20年間に渡り首都圏版メディアの立ち上げや事業責任者として従事。専門学校・短大にて就職セミナー講師としても20校以上の活動経験あり。2019年に特定技能制度の施行開始にあたり、登録支援機関の立ち上げとして「日本料飲外国人雇用協会」に参画。現在は理事 兼 事務局長として活動を所掌している。
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