東京都品川区よりご依頼いただき、2025年8月26日(火)、品川リハビリテーションパークにて開催された「介護業界における外国人雇用セミナー」に、当協会 事務局長の猪口が登壇しました。
昨年2月に続く今回の登壇は、「育成」と「定着」をポイントに、最新の制度動向や現場で役立つ実践ポイントについてお話させていただきました!
講演内容
1. 介護事業者をとりまく環境の整理
冒頭では、介護業界を取り巻く外部環境の大きな変化について整理しました。
制度改正:2025年4月からは特定技能人材の訪問介護参入がスタート。また2027年には技能実習から育成就労制度へ移行予定。
労働市場の現実:日本人は売り手市場。派遣依存が強まるとコスト圧力が増す構造。
業界の課題:日本人介護人材の減少に伴い、外国人材の活用が「選択肢」ではなく「生存条件」となる。
<ポイント要約>
市場変化・サービス差別化・人材確保。この3つに同時対応できる事業者が、持続可能な運営を実現できる。外国人材の採用とDX化は、その両輪になる。
2. 人材募集〜採用、定着・教育支援
続いて、外国人材を実際に採用する流れと、その後の定着支援について解説しました。
募集から面接・内定・就業開始まで
在留資格や助成金の知識が、採用成功を左右する。就業開始後の体制整備
生活・職場サポートを整えることが、離職防止のカギ。教育研修の重要性
当協会では「教育型支援」により、定着率は業界平均の2倍を実現。
<ポイント要約>
定着率の高さは、採用後の教育だけでなく「採用前の段階」から準備が始まっている。
3. 受け入れ企業が知っておきたい3つのこと
最後に、すぐに実践できる受け入れのポイントを整理しました。
住居の用意
外国人が自力で賃貸契約を結ぶのは難易度が高いため、法人側で用意があると優秀人材確保につながります。介護福祉士の受験サポート
特定技能から介護VISAへの切り替えを望む人材は多く、企業にとっても長期雇用のメリットがあります。訪問介護の就労解禁
2025年4月から特定技能外国人の訪問介護就業が可能になり、活用の幅が広がりました。
<まとめ>
【1】DX化により、生産性向上と人材定着率を外国人材活用で仕組化できる
【2】「定着率の高さ」は、実は“採用前”の段階から始まっている
【3】「最新の制度活用」「市場情報の把握」「受け入れ体制の整備」こそ、人材確保と定着の鍵となる
参加企業様の声
セミナーの最後には、参加いただいた介護事業者の皆さまからご感想を伺いました。現場ならではの課題や気づきが多く寄せられました!
「今後、施設の利用者様の外国人受入体制や教育も重要になっていくと感じている」
「訪問介護を専門としているため、より即戦力となる外国人材の確保が求められる」
「求人広告を出しているものの、応募がまったくないのが現状。今後は外国人材の受け入れを検討していく必要があると強く感じた」
これらの声からもわかるように、介護業界における人材課題は「採用の難しさ」と「受け入れ体制の整備」という二重のテーマを抱えています。
制度や環境の変化に対応しながら、現場のリアルな課題に寄り添う支援が求められていると改めて、実感しました!
ご参加いただいた皆さま、貴重な機会をくださった品川区の企業の皆さまに心より感謝申し上げます。
今回のセミナーが少しでも、介護業界の人材不足の解消、介護職を希望する外国人の就職先の拡大に繋がることを願っております♪
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日本料飲外国人雇用協会では、
外国人材は短期的な入れ替え人員ではなく、
日本人と同じように “育成する” ことが
企業の人材戦略として必要不可欠だと考えております。
「どのタイミングで、何を学ばせるべきか?」
当協会では、外国人材の新入社員から管理職まで、一貫した教育を支援。
これにより、長期的な活躍を促進し、企業の人材戦略を強化します。
「外国人材の教育やスキルアップに課題を感じている」
「長期的に活躍できる人材育成をしたい」
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