
【Staff Profile】 ナンさん・プーさん(ミャンマー出身) 技能実習生として来日し、食品工場で3年間従事。実習期間終了後、特定技能に切り替え、「将来、自分のベーカリーを開きたい」という夢を叶えるため、株式会社AU BON PAINへ転職。プロのパン職人を目指して活躍中! 【Company Profile】 株式会社AU BON PAIN 石川県に本社を構え、東京・京都に店舗展開するベーカリー。 自然発酵の酵母を使ったフランスの伝統的なパン作りを大切にし、「こころとからだにやさしい、毎日食べても飽きないパン」を届けている。 「パン作りを一生の仕事にしたい」という志を持つ外国人材を積極的に採用し、技術習得からキャリア形成までを一貫してサポートしている。 |
今回は、株式会社AU BON PAINが運営する、『パンプロジャポン京都店』にお伺いし、ミャンマー出身のナンさん・プーさんにお話を伺いました!

左)プーさん、右)ナンさん
──日本で就職しようと思った理由を教えてください。
(ナンさん)
私はミャンマーのヤンゴン近郊の町で育ちました。日本にはもともと「真面目な国民性」というイメージを持っていましたが、ミャンマーの日本語学校で出会った先生から、日本のマナーやルール、働き方などついて教わるうちに、ますます興味が深まりました。
時間を守り、ルールを大切にして、責任感を持って働く。そんな環境で自分自身も成長したいと思ったことが、日本での就職を目指したきっかけです。
(プーさん)
私もナンさんと同じく、日本の働き方や文化に強く惹かれました。特に、「パン職人としてのスキルを日本で学びたい」という思いが一番大きかったです。将来は、自分のカフェベーカリーを開くのが夢です。ミャンマーでは月給が平均3万円程度と低く、技術をしっかり学べる環境も少ないので、日本でしっかり学びながら経験を積みたいと思いました。何より、日本のパンはとても美味しく、見た目も美しい。その技術を学び、自分のお店に生かしたいと思いました。
──日本に多くのパン屋さんがある中で、『パンプロジャポン京都店』で働きたいと思った理由は?
(プーさん)
技能実習生として食品工場で3年間の実習を終えた後、特定技能に切り替えて働いていました。技能実習は期間が決まっていますが、特定技能なら長く働き続けることができるため、「せっかくなら自分の夢に直結する仕事に挑戦したい」と思い、転職を決意しました。将来、自分のベーカリーを開くことが夢で、特に興味があったのはフランスパンです。『パンプロジャポン』はフランスパンが看板商品であり、さらに「京都で働きたい」という以前からの希望も重なり、「ここしかない!」と感じました。伝統と美しさが共存する京都でパン作りに携われることが、本当に嬉しいです。
(ナンさん)
私も同じような経歴で、最初は2020年に技能実習生として宮城県の食品工場で3年間働きました。その後、「パン作りをしっかり学びたい」という思いから、料飲協会を通じて転職活動をしました。入社後は、石川県の『パンプロジャポン金沢店』で勤務していたのですが、ある日、京都店で人員不足なことから、異動の話をいただきました。もともと憧れていた京都で働けること、そして会社が自分を必要としてくれたことが本当に嬉しくて、喜んで異動を決めました!
──普段のお仕事内容を教えてください。
(プーさん)
主にパンの製造と、店頭での販売・レジ対応を担当しています。
特に「マーガレット」という看板商品の製造をよく行っています。パン生地を分割して、きれいな形に整える作業はすべて手作業です。毎回同じ品質を保つのは難しいですが、丁寧さを大切にしています。
(ナンさん)
私は、パンの整形から焼成まで担当しています。
パンは味だけでなく、見た目も大事です。特に焼き色にはこだわっています。バタールが理想的な焼き色で仕上がったときは、本当に嬉しいですね。
自分の作ったパンをお客様が手に取る姿を見ると、「もっと頑張ろう」と思えます!

人気NO1の「マーガレット」
──どういう時に仕事の楽しさを感じますか?
(プーさん)
私にとって、今の仕事は“夢のための修行”だと思っています。だから、毎日とても楽しいです。技術だけでなく、日本語の向上も必要です。なので、レジでお客様とスムーズに会話ができたときはモチベーションも上がります。
日本語がまだ完璧ではないので、言葉を間違えることもあります。でも、ある日ご年配のお客様が「大丈夫よ、頑張ってね。応援してるよ」と笑顔で声をかけてくれたことがあって、本当に嬉しかったです!忘れられない思い出になりました。
(ナンさん)
私はパン作りそのものが大好きなので、とにかく仕事が楽しいです!今の職場には「自分のお店を持ちたい」という同じ夢を持つ仲間が多く、お互いに相談し合えるのも心強いです。ベトナム人が2人、ミャンマー人が7人、みんな仲が良くて協力しながら働いています。
仕事の中で一番嬉しいのは、パンが一日中すべてきれいに焼き上がった日です。「今日は完璧!」と思える日は、自分の成長を実感できます。

今日も綺麗に焼き上がった商品を紹介してくれたナンさん♩
──逆に大変だと感じるのはどんな時ですか?
(プーさん)
パンの生地は重たく、作業量も多いため、体力的に大変なこともあります。
勤務時間も朝5時から、繁忙期には夕方5時半〜6時ごろまで残業する日もありますが、忙しい日はあっという間に感じます。
(ナンさん)
私たちのような外国人社員は、日本人より働くことに前向きなのかも知れません。日本では早朝出勤や残業を大変に感じる人も多いと聞きますが、私たちはむしろ、収入も増え、経験も積めるのでありがたいと感じています。
──これから先の目標/夢を教えてください。
(プーさん)
ミャンマーの伝統料理とベーカリーを融合させたお店を開くのが夢です。
開業場所としてはやっぱり京都が良いですね。伝統的で落ち着いた雰囲気が好きですし、ミャンマー料理のお店もほとんどありません。だからこそ、ここで自分のお店を開き、日本で学んだ技術とミャンマーの文化を伝える場所にしたいと思っています。
(ナンさん)
オーボンパンで働いて1年半、特定技能としては通算で2年半働いています。特定技能1号の在留期間は最長5年なので、今はちょうど半分を過ぎたところです。これからは、特定技能2号の取得を目標に、もっと技術や知識を深めていきたいと考えています。
将来的には、私もプーさん同様に、自分のお店を持つのが夢です。現在24歳なので、28歳〜30歳くらいで日本での開業を目指しています。最終的にはミャンマーに戻り、日本で学んだ技術や働き方を若い人たちに伝えていきたいと思っています。
ナンさん、プーさん、貴重なお話をありがとうございました!
技能実習での経験を経て、夢に向かってキャリアアップしていくお二人の姿は、とてもキラキラしていて、私自身も大きな励ましをいただきました。
これからも特定技能人材として、さらなる活躍の場を広げていくことを楽しみにしています♩
料飲協会一同、引き続き全力でサポートしてまいります!^^
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