2025.04.21

「自分もこの味を作りたい」 ROKU KYOTOの料理に感動し新卒入社した、インドネシア出身の期待の星!(サムドラさん/東急リゾーツ&ステイ株式会社)

外国人材インタビュー

#インドネシア#外食
【Staff Profile】
セティオ ジャヌアル サムドラさん(インドネシア出身)
日本の調理技術を学ぶために留学し、大阪の辻調理師専門学校で西洋料理を専攻。就活中にROKU KYOTOのレストランを訪れた際、その料理に感動し、「自分もこんな料理を作りたい!」と強く思い入社を決意。現在はコールド部門で前菜を担当しながら、技術を磨く日々を送っている。将来は地元スラバヤで自身のレストランを開くことを目指し、日本での経験を積み重ねている。

【Company】
東急リゾーツ&ステイ株式会社 ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts
京都・鷹峯の自然に囲まれたラグジュアリーホテル「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」は、東急リゾーツ&ステイが運営する上質なリゾート施設。四季折々の風景と温泉を楽しめる環境にあり、館内のレストラン「TENJIN」では、地元の食材を活かした洗練されたフレンチを提供。伝統と革新が融合した料理を通じて、訪れる人々に特別な体験を届けている。

今回は、東急リゾーツ&ステイ株式会社様が運営する「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」にお伺いし、館内レストランで働く、インドネシア出身のサムドラさんにお話を伺いました!

ROKU KYOTO オールデイダイニング「TENJIN」

──インドネシアから日本に行こうと思った背景を教えてください。

日本で働きたいと思ったのは、自分の国じゃない場所でチャレンジしてみたかったからです。もともとは友人に「一緒に日本に行こう」と誘われて、いいチャンスだと思いました。とは言っても、日本語は挨拶程度の知識しかなかったので、まずは日本語学校に1年半通いました。その後、私は調理の勉強をしたかったので、大阪の辻調理師専門学校に入学し、辻調理師専門学校調理技術マネジメント学科で西洋料理を専攻しました。
ここでは調理技術だけでなく、衛生管理や自分でお店を開くために必要な店舗運営の知識も学びました。せっかく日本に留学して調理のスキルを身につけたので、それを活かして日本の企業で働きたいと思い、就職することを決めました。

──特定技能ビザを活用して就職を選んだ理由はありますか。

専門学校の先生に勧められたんです。当時(2023年)、すでに特定技能制度ができて3年以上が経っていて、外食業界での就職では特定技能制度を使うのが一般的になっていました。それで先生も「この制度を使えば安心して働けるよ」と教えてくれました。

──様々な企業から、なぜROKU KYOTOへの入社を希望したのですか。

専門学校の就職フェアでROKU KYOTOの人事の方にお会いしたのがきっかけでした。話がはずんで、「一度ホテルのレストランに食べにおいでよ」と誘っていただき、実際に訪問しました。そこで頂いた料理がとても美味しくて、特にホタテのトリュフソースには感動しました。「自分もこんな料理を作りたい!」と思い、入社を希望しました。

──現在のお仕事内容とやりがいを感じる瞬間を教えてください。

入社して2年になりますが、一貫してコールドの場で前菜を担当しています。今のシーズンは寒ぶりを使ったメニューを作っています。ランチ・ディナーの両方をシフトで担当していて、今ではだいぶ慣れましたが、入社当初は仕事の流れを把握するのが難しかったです。
やりがいを感じるのは、忙しい時です。夏休みの時期や、これからの桜のシーズンは観光客のお客様が増えて、レストランも混雑します。そういう時こそ「頑張るぞ!」と気合いが入り、スムーズにこなせた時に達成感を感じます。

──職場での環境や雰囲気はどう感じていますか?

職場の環境も良いです。前菜チームはほとんどが日本人ですが、困った時に先輩に聞くと、丁寧に教えてくれるのでとても助かっています。また、共通の趣味を持つ人が多く、仕事以外にも洋楽の話などで盛り上がることができるのも楽しいです。

──最後に、サムドラさんの今後の目標を教えてください!

まずは、特定技能2号を取得したいです。これがあれば、日本での就労期限にリミットがなくなり、長く働くことができます。そうすることで、自分のスキルをさらに磨き、将来的にどんな選択肢があるのかを広げていきたいと思っています。

今はまだ学ぶことが多いですが、一人前の料理人になって、どんな状況でも自分一人で仕事をこなせるようになって、自信を持って「プロの料理人」と言えるようになりたいです。

そして、いずれはインドネシアの地元スラバヤで自分のお店を開くのが夢です。日本で学んだ料理の技術や店舗運営の知識を活かして、地元のお客様に「本当に美味しい」と思ってもらえるお店を作りたいです。日本の良いところと、インドネシアの文化を融合させた、自分らしいレストランを実現できたら嬉しいです。

総務部長の石本様にもお話を伺いました!

左)ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts 総務部長 石本さま  右)サムドラさん

──外国人材の採用を決めた背景を教えてください。

ROKU KYOTOは4年前の開業時、新規ホテルとしてスタッフを募集しましたが、想定していたほど人材が集まりませんでした。ヒルトン系列のホテルであることから、スタッフの多くは英語を話しますし、私たちは国籍を問わず、優秀な人材を積極的に採用したいと考え、特定技能の採用もスタートしました。現在、当ホテルでは18名の外国籍社員が活躍しております。

──サムドラさんの職場での成長や活躍について、どのように感じていますか?

新卒社員ということもあり、最初は職場でのコミュニケーションに心配もありましたが、他の社員とも自然と交流が生まれ、共通の趣味の話をするなど、活発にコミュニケーションをとっている姿を見て安心しています。
仕事に対しても非常に真面目で、地道にコツコツと努力を重ねています。特に、限られた人数の中で日々の業務をしっかりとこなし、着実にスキルアップしていると感じます。もう少しで独り立ちできるくらいのレベルに成長しており、今後の活躍がますます楽しみです。

──サムドラさんの今後の成長や活躍に期待することを教えてください。

現在はコールド(冷製調理)を担当し、着実にスキルを磨いていますが、今後はぜひホット場などにも挑戦し、調理の幅を広げてほしいと考えています。また、今後さらに外国人材が増えていくことは間違いないので、将来的には後輩を指導できるような存在へと成長してくれることを期待しています。
また、キッチンだけでなく、レストランフロアのスタッフを含めた海外人材との交流を深め、職場全体のコミュニケーションをさらに活性化し、チーム全体を盛り上げてくれると嬉しいですね。

──今後、どのような人材を採用していきたいですか。

今年開催の大阪万博を目前に控え、関西圏のホテル業界では人材需要がますます高まっています。当ホテルとしても、質の高いサービスを維持しながら、多様なお客様に対応できる体制を強化していきたいと考えています。

当ホテルは日本国内の観光客の方も多く、日本ならではのホスピタリティも不可欠です。そのため、日本語でのコミュニケーションがしっかりとれる方を求めています。サムドラさんのように、留学生として来日し、日本の文化に順応しながらも自分のスキルを活かして活躍できる新卒採用を積極的に進めていきたいと思っています。

また、多国籍なスタッフが増える中で、異文化理解を深め、職場全体のコミュニケーションを円滑にすることができるチーム意識の強い人材にも期待しています。さらに、今後は宿泊分野での特定技能人材の採用も視野に入れ、ますます多様な人材が活躍できる環境を整えていきたいと考えています。

 


ホテルエントランス。京都の伝統的な美学とモダンなデザインを融合させた空間

総務部長の石本様、サムドラさん、貴重なお話をありがとうございました!

ROKU KYOTOでの食事に感動し、「ここで働きたい!」という思いを実現させたサムドラさん。着実に成長を重ねる姿がとても印象的でした。
今後、さらに活躍の幅を広げていくことを楽しみにしています♩

料飲協会一同、引き続き全力でサポートさせていただきます!^^

 

-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:-+:-+:-+

日本料飲外国人雇用協会では、
外国人雇用をはじめたい」という企業様をサポートしています。

独自のネットワークを通じて、
企業様が求める人材の確保~面接~就業開始、その後支援まで
一気通貫で支援しております。

「人材不足を解消したい」
「グローバル化を促進したい」
などお考えの方は、是非お気軽にお問合せください!

CONTACT

お問い合わせ