
【Staff Profile】 レー ディン ナムさん(ベトナム出身) 留学生として日本に来て、一度はベトナムに帰国したものの、「日本で働きたい!」という気持ちが捨てきれずに、特定技能で再度来日。現在は本格的な和食を提供するうどん店「つるとんたん 琴しょう楼店」にてキッチン業務を担当。 【Company】 株式会社ケー・エキスプレス カトープレジャーグループとして人気うどん店「つるとんたん」をはじめとする多様なブランドを展開し、国内外のお客様に愛される店舗運営を行う大手飲食企業。特定技能制度を活用し、グローバル人材の積極的な採用・育成にも力を入れている。 |
今回は、『つるとんたん琴しょう楼店』にお伺いし、ベトナム出身のナムさんにお話を伺いました!

つるとんたん琴しょう楼店
──日本での就職を希望した理由を教えてください。
もともと日本語学校の留学生として来日しました。その後、新型コロナウィルス流行の影響で一度ベトナムに帰国しましたが、日本で働きたいという気持ちが強く、改めて特定技能の制度を利用して日本での就職を決めました。
──なぜ特定技能で働こうと思ったのですか?
日本の大手飲食チェーンのキッチンでアルバイトをしていた経験があり、日本の飲食業界が自分に合っていると感じていました。もっと本格的に飲食の仕事を続けたいと思い、特定技能の在留資格を取得することにしました。
特定技能は、飲食業界で働くのに適した制度ですし、経験を積めば「特定技能2号」も目指せます。2号を取得すれば日本で長く働くことができるだけでなく、家族の滞在も認められたり、キャリアの可能性も広がるため、挑戦したいと考えました。
──現在のお仕事内容について教えてください。
『つるとんたん琴しょう楼店』で働き始めて1年半が経ちます。入社当初はフロア担当として、接客やレジの業務をしていました。当たり前ですが、すべてのメニューを覚えて、お客様にコースの説明をしないといけません。それまで接客経験がほぼゼロだったので、最初は大変でした。でも、次第にお客様と接することがとても楽しいと感じるようになりました。
そして、入社して1年ちょっと経ち、フロア業務にも慣れた頃に、キッチンの人手が不足していたため調理担当に異動することになりました。もともとキッチン希望だったのと、1年のフロア経験でメニューに関する知識が頭に入っていたので、調理業務は比較的スムーズに習得できています。当店はうどんがメインですが、それだけでなく様々な和食を扱っています。今はお寿司や揚げ物など、メニュー全般の調理を行っています。
──お仕事の中で大切にしていることは何ですか?
やっぱり、お客様に「美味しくて、美しい料理」を提供することですね。特にうどんの見た目はとても大事だと思っています。どんなに美味しく作っても、最後に天ぷらを乗せる担当者の盛り付けが雑だと、お客様のテーブルへ届けた瞬間の印象が台無しになってしまいます。だから、自分は料理の見た目にも強くこだわっていて、他の従業員の盛り付け方でおかしいと思ったら絶対に注意します。妥協せずに、最高の状態を常に作りたいんです。
このこだわりは、入社して最初にフロアで接客を経験したことがすごく役に立っていると思います。お客様の反応を直接見ていたので、どういう料理が喜ばれるのか、どうしたらもっと満足してもらえるのかを常に意識するようになりました。実は当初はフロア担当が嫌だったんですけど(笑)今となっては接客から経験できて本当に良かったと思っています。
──職場での環境や雰囲気はどう感じていますか?
店長は、フロア担当の時から直接指導してもらっていますが、優しくて、今でも何でも話せる関係です。店長だけでなく、同じベトナム出身の社員も数名いて、よく一緒に食事に行ったり、いろいろな話をすることができます。
私たちにとって日本語は外国語なので、やっぱりまだ言葉がうまく出てこなかったり、頭を使うことが多くて、話すことに疲れてしまう時もあります。そんな時に、店長が「君たち(ベトナム人同士)、ベトナム語で会話していいよ〜」と言ってくれたことがありました。この言葉に、とても救われました。というのも、言葉の壁でストレスを感じていた時に、少しの時間でも、母国語で気持ちを伝えられることで、安心感を持つことができたからです。
もちろん、お客様の前ではなくバックヤードでのことでしたが、「母国語での会話を禁止」としている企業が多い中で、店長が自分たちの気持ちに寄り添った優しい言葉をかけてくれたことで、気持ちが楽になり、また日本語でのコミュニケーションにも前向きになれました。
──2023年に外食業も特定技能2号の対象となりましたが、取得を考えていますか?
はい、特定技能2号の資格を目指していて、まさに今年5月に試験を受ける予定です。特定技能1号だと在留期間の上限が5年ですが、自分はもっと長く日本で働き続けたいと思っています。飲食の仕事が好きですし、ここでさらに経験を積んで、自分の技術や知識を高めていきたいです。特定技能2号を取得すれば在留期間の制限がなくなり、将来的なキャリアの選択肢も広がると思っています。
──最後に、ナムさんの今後の目標を教えてください!
まずは、調理の技術をもっと極めて、いずれは料理長や副料理長になりたいと思っています。つるとんたんの料理長クラスは、懐石料理やコンセプトづくりなど、高いレベルのスキルが求められるので、そこを目指して努力したいです。
それから、さらに先の夢としては、ベトナムで自分のお店をオープンすることです。日本で学んだおもてなしの文化を、ベトナムに戻って実践したいという気持ちがあります。日本の飲食業界で培った経験を活かして、ベトナムでもお客様に喜んでもらえるような店を作りたいです。
店長の石橋様にもお話を伺いました!
──ナムさんの仕事ぶりは店長から見てどうですか?
とても優秀ですよ。ナムさんは入社した時、接客経験がほぼゼロで、料理を運ぶことさえ初めてだったんです。そこから飛躍的に成長し、懐石料理の内容やコースの説明も完璧にこなせるようになりました。当店はインバウンドのお客様も多く、ツアーで40名ほどを一度に対応することもあります。メニューが決まっていても、アレルギー対応など、臨機応変かつ正確な対応が求められる場面も少なくありません。そうした重要なフロア業務も、今では安心してナムさんに任せられるほど信頼しています。
──特にナムさんの成長を感じたエピソードはありましたか?
繁忙期で、店長としてなかなか休めない時期があったのですが、その時にナムさんが「店長、お店は僕たちに任せて休んでください!」と言ってくれたんです。実際に他のスタッフと一緒に店を回してくれましたし、私にとってナムさんが頼れる存在になっていました。成長を本当に実感しました。
また、ナムさんはお客様にお出しする料理に対して、味だけでなく見た目にも強いこだわりを持っています。入社時にキッチンからスタートしていたら、接客やおもてなしの心の重要性に気づくことは難しかったと思います。それが、フロアでの経験を経て、成長した証だと思っています。
──当社が支援中の2名の社員に、どんなことを期待していますか?
今回インタビューを受けたナムさん、そして同じくベトナム出身のホアさん、二人とも非常に優秀で、日々努力を重ねています。彼らには、ぜひ料理長や副料理長を目指してほしいと考えています。実は、カトープレジャーグループでは、まだ外国人社員がそのポジションに就いたことがありません。二人にはぜひ、その第一人者となり、新たな道を切り開いてほしいですね。
また、二人は将来的に独立し、自分の店を持つことを目標にしています。そのためにも、当社でマネジメントや教育のスキルを身につけることが、彼らの将来に大きく役立つはずです。そのためにも私たちは彼らのスキルアップを全力で支援します。
──最後に、外国人材を活用した今後の展望を聞かせてください。
当店としては、今後も特定技能の人材を積極的に受け入れ、共に成長できる環境を作っていきたいと考えています。特に、日本語の上達や仕事への姿勢が日々向上していく姿を見るのは、とても嬉しいことです。もちろん、時にはお客様から厳しいご意見をいただくこともありますが、それも含めてしっかりとサポートしていきたいと思っています。
特定技能制度を利用して働く外国人の多くが、将来の夢や目標を持っています。そうした意欲を持ったスタッフが成長し、自信をつけていく姿を見ると、私たちも大きなやりがいを感じます。これからも、外国人スタッフと共に成長し、お客様に喜んでいただけるお店づくりを目指していきたいです。
店長の石橋様、ナムさん、貴重なお話をありがとうございました!
店長も太鼓判を押す店舗のリーダー的存在のナムさん。
今後の活躍がとっても楽しみです♩
引き続き、料飲協会一同サポートさせていただきます^^
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