2025.03.21
【介護分野】品川区の「外国人受入体制整備事業」のセミナーで登壇しました。〜今春ついに解禁!外国人材の訪問介護がもたらす変化とは?〜
セミナー

東京都品川区よりご依頼いただき、外国人受入体制整備事業に関するセミナーにて事務局長の猪口が登壇しました!
3月18日。
ようやく寒さも和らぎ、日中は過ごしやすい季節になってきました。
本日お伺いしたのは、品川区立中小企業センター。

こちらで、品川ケア協議会主催の「介護職の外国人材」に関するセミナーにて、当協会の事務局長・猪口がゲストスピーカーとして登壇いたしました!
品川ケア協議会では、地域の人材不足を解消すべく、信頼のおける登録支援機関や行政書士と連携し、外国人材の受け入れ体制の強化を推進 されています。当協会も、「品川チーム」 の一員として、この取り組みに参画させていただいております!

左)当協会の猪口、中央)品川ケア協議会 理事長の渡邉様、右)行政書士の長谷部様
介護分野における外国人雇用の最新動向
本日のテーマは「介護分野における外国人雇用の最新動向」。
いま最も注目すべきニュースとしては、特定技能の「訪問介護」が解禁されること。人材不足が深刻な介護業界において、これまで外国人人材による訪問介護サービスは認められていませんでした。
そしてついに、今年の春に規制が緩和されることが決定。これは、慢性的な人材不足に直面している介護業界にとって大きな変化となります。
それを受けてセミナーでは、
・特定技能制度の最新動向
・訪問介護解禁に向けて
・受入企業が考えておくべき4つのこと
などをお話ししました!

今回のセミナーでは、品川区の介護関連企業や介護専門学校の皆さまにご参加いただき、特定技能人材の今後の展望について最新情報をお伝えしました。
訪問介護解禁は追い風か、それとも課題か
訪問介護が特定技能の対象となることで、介護業界にとって大きなチャンスが生まれます。しかし、単に「追い風」として歓迎するだけではなく、実際の運用にはいくつかの課題が想定されることも事実です。
一部、セミナーでお話ししたポイントをご紹介します。
初任者研修と実務経験の要件
訪問介護に従事するためには、一定の資格(初任者研修修了)や実務経験が必要となるため、「誰でもすぐに働けるわけではない」ことを理解しておく必要がある。エリアによっては運転免許が必須となる可能性
地域によっては、訪問介護の仕事をする上で自動車運転免許が必須となるケースもあり、外国人材の就業ハードルの一つになることが予想される。制度の細部がまだ確定していない
現時点では、制度の具体的な運用ルールが未確定の部分も多く、企業側としても情報収集を継続しながら慎重に対応することが求められる。

本セミナーでは、こうした課題を例に、訪問介護の労働環境の整備や支援制度の構築が急務であり、受入れ企業に求められる点を、参加者の皆さまに考えていただく機会となりました。

最後には、参加者の皆さまからも多くのご質問をいただき、関心の高さがうかがえました。
今後も、介護業界における外国人材の活用について、最新情報をお届けするとともに、皆さまのサポートを続けてまいります。
ご参加いただいた皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました!