2024.12.03

【お客様の声】特定技能人材の活躍で生産性向上!信頼重視の支援体制で支える長期的な人材育成(トリゼンフーズ株式会社様)

企業インタビュー

#インドネシア#バングラデシュ#飲食料品製造
【Customer Profile】
トリゼンフーズ株式会社
九州の銘柄鶏「華味鳥(はなみどり)」を中心に、養鶏、食肉卸、加工品販売、全国展開の飲食店舗運営を行う食品関連企業。華味鳥は厳選された飼料で育てられたブランド鶏で、品質と味わいを誇る。水炊き専門店「博多華味鳥」を東京や大阪を含む全国に展開し、九州発の鶏料理を提供している。

今回は、トリゼンフーズ株式会社 糸島工場の工場長、霜出様にお話を伺いました!

トリゼンフーズ株式会社 糸島工場

──特定技能人材の雇用を始めたきっかけを教えてください。

食品製造業界は特に人手不足が深刻で、当社も何度も求人を出したのですが、思うように人が集まらない状況でした。工場の将来を考えたとき、派遣従業員のような一時的な雇用ではなく、長期的な就業の中でキャリア形成を行える自社雇用の人材確保が必要だと感じました。品質や安全性をしっかり維持しつつ、質実共に安定した生産を続けるためには、信頼できるスタッフが不可欠です。そうした中で、特定技能制度が導入されたことは、私たちにとって大きなチャンスでした。

特定技能での雇用を開始してからすでに丸2年が経ちましたが、現在では全約120名の従業員のうち、外国人雇用の数も日本人正社員と同等数くらいにまで増えています。

──登録支援機関に料飲協会を選んだ理由を教えてください。

料飲協会さんを選んだのは、当社の専務が理事を務めていることもあり、信頼性が高いと感じたからです。実際、導入後に一人ずつ採用を進めましたが、料飲協会さんは人材の選定をしっかり行い、私たちの求める要件を理解したうえで、厳選且つ適切な人材を紹介してくれています。採用後も、彼らの活躍ぶりには目を見張るものがあり、人材選びの確かさを実感しています。
今後も特定技能生には長く活躍してほしいと考えており、社内でのコミュニケーションも大切にしています。料飲協会さんで支援いただいている人材は、素直で協調性があり、コミュニケーションにも積極的ですので、職場にもすぐ馴染んでくれています。

──特定技能雇用をはじめて良かったと思うことを教えてください。

当社の生産体制に大きく貢献してくれていることです。当社の特定技能の選定基準は一貫して「準社員」を位置付けでの雇用形態とすることで、工場の生産状況や稼働に合わせた人員の調整を行っております。パートタイムの方々だと、ご家庭の事情や時間的な制約があり、柔軟な対応が難しいこともありましたが、特定技能の社員はシフトを組んでフレキシブルに働いてもらえるので、工場全体の運営がよりスムーズに進んでいます。

──外国人材を受け入れる際に、企業として特に意識した点があれば教えてください。

工場運営においては、安全と品質の維持は絶対に欠かせません。そこで、外国人材を受け入れる際には、まず日本語能力を非常に重視しました。適切なコミュニケーションが取れて、指導や説明が正しく理解できることが、品質管理や安全対策等のルール遵守、何よりも彼らのスキル習得において最も重要だからです。

また、就業に対する意欲も大切にしています。彼らが「この会社で働いてよかった」「長く働きたい」と感じてもらえるよう、常に考えを巡らせています。例えば、会社内で宴会やBBQイベントを開催し、モチベーションを高める場を作るなど、働きやすい環境を提供する取り組みを続けています。

──実際の仕事ぶりについては、どのような印象をお持ちですか。

今日ここに居る、特定技能の2名(エイビットさん、ハミドさん)は現在スープのチームに所属しキャリアを積んでいます。スープの現場は24時間稼働しており、正社員は2人しかいません。しかし、このチームで特定技能のメンバーが正社員と同じレベルの仕事をこなし、管理も任せることができているおかげで、日本人の正社員が不在の時間帯でも問題ない工場稼働が行えています。彼らがいなければ、24時間の運営は成立しません

こうした信頼できる存在であることから、今後は特定技能の中からリーダーを抜擢し、意欲があれば上のステップとして職位を持つようにしても良いと考えています。そのために、まずは特定技能社員を束ねるリーダー的な役割を設け、基準を明確にし、頑張る社員にはステップアップのステージを用意していきたいと考えているところで、それを実現し体現してもらう事で、彼らのモチベーションアップや、次に続く後輩への道をつくっていきたいと考えているところです。

左)エービッドさん、中央)工場長の霜出様、右)ハミドさん

──外国人材の評価制度はどのようにされているのでしょうか?

今回、特定技能社員向けに評価シートを新たに作成し、9月末から運用を開始しました。日本人の正社員と同様に、上期と下期の年2回の評価を実施しています。この評価シートは、先ほどお話ししたリーダーの任命にもつながっていきます。
評価シートにある項目を努力して達成することで、会社への貢献度が高まり、本人のキャリアアップにもつながる仕組みです。これにより、特定技能社員が自分の目指す姿や目標を明確にし、前向きに取り組むための指針となっています。

──料飲協会の支援サービスについてご感想をお聞かせください。

当社では採用の際に求める人材像が明確にあり、厳しい基準を設けているところもありますが、料飲協会さんはその要望に真摯に応えてくれています。他の支援機関と比べても、当社の希望に合った人材を提案してくれる点で料飲協会さんは一番だと感じています。

企業・特定技能社員・支援機関の三者間での信頼関係がしっかり築けていることも大きな安心材料です。定期面談も、国の規定を上回る頻度で訪問してくださるので、私たち企業も、特定技能社員も、気兼ねなく情報共有や相談ができる、風通しの良い関係だと感じています。

──特定技能人材を活用した今後の展望についてお聞かせください。

今後、特定技能人材の人数を確実に増やしていきたいと考えており、ちょうど今、担当の田中さんとも増員計画について相談を進めているところです。工場の運営においては、生産が最も重要な要素であり、量を確保するためには稼働時間が長くなり、稼働日数も増やしていく必要があります。日本人の直雇用がますます難しくなる中、特定技能人材を増やしながら、品質と安全の両面で向上を目指していきたいと思っています。

実際に、特定技能人材を導入して2年が経ち、雇用による品質と安全の向上が目に見えて実感できるようになりました。また、特定技能2号への移行についても、意欲のある社員には積極的にバックアップを行っています。評価シートを活用して能力を評価し、会社の課題をクリアすることで、会社側からも推薦できる体制を整えていきます。


霜出様、貴重なお話をありがとうございました!

この日は、特定技能で働くエービッドさんとハミドさんも同席してくれたので、お二人にもお話を伺いました^^!
▶︎インタビュー記事はこちら

 

また次回の定期面談で、皆さんにお会いできることを楽しみにしています♩


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